書籍紹介

書籍『お金の流れが変わった!新興国が動かす世界経済の新ルール』に関する情報。

書籍情報

  • お金の流れが変わった!新興国が動かす世界経済の新ルール
  • 大前研一 (著)
  • 価格:¥ 760

著者について

大前研一[おおまえ・けんいち]
1943年福岡県生まれ。(株)大前・アンド・アソシエーツ、(株)ビジネス・ブレークスルー創業者兼代表取締役。早稲田大学理工学部卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科博士課程修了。(株)日立製作所を経て、72年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。独立後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院教授、スタンフォード大学ビジネススクール客員教授、オーストラリア・ボンド大学評議員兼教授、韓国梨花大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授などに就任。一方、中国遼寧省、重慶市および天津市の経済顧問など、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルの経営コンサルタントとしても活躍。2010年4月には大学院大学に次いでビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長を務める。

おもな著書に『民の見えざる手』(小学館)、『即戦力の磨き方』『マネー力』(以上、PHPビジネス新書)、共著に『この国を出よ』(小学館)、訳書に『モチベーション3.0』(講談社)など多数。

内容紹介

先の見えない21世紀経済が見えるようになる究極の羅針盤、
ここに誕生!


アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、世界経済のルールは一変していた。 世界をさまよう4,000兆円の「ホームレス・マネー」がいま、大挙して新興国へと向かい繁栄の種子を蒔いている。 ところが相も変わらずバラマキや借金を続ける無策な政府に、おとなしく従う日本人……。

なぜ金融緩和も財政出動も効果が出ないのか? ウワサ一発で国が吹っ飛ぶ今日的バブルの正体とは? 企業も個人も、日本人が「チェンジ」すべきはその世界観。 お金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略を語ろう。

メディアはなぜ最前線を伝えない!
アメリカ⇒「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか
中国⇒バブル崩壊はいつやってくるか
EU⇒帝国拡大から防衛へのシナリオ
新興国⇒21世紀の世界経済の寵児

神出鬼没の巨大なカネに私たちはどう立ち向かう!?

目次

はじめに
第1章 超大国「G2」の黄昏
Ⅰアメリカ――「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか
  • ○読み誤った世界経済のパラダイムシフト(試し読み)
  • ○社会主義者になって株価回復をねらったオバマ
  • ○「ホームレス・マネー」を呼び込んだオバマのフェイント
  • ○借金で成り立った繁栄から狂気の不動産バブルへ
  • ○「八パーセントの利回り」に飛びついた末端投資家たち
  • ○もはやアメリカの個人消費は頼りにならない
Ⅱ中国――バブル崩壊はいつやってくるか
  • ○なぜG2へと大躍進できたのか(試し読み)
  • ○とんでもない変わり身の速さ
  • ○中国人のすさまじい消費意欲
  • ○軒並みアップした中国企業の時価総額
  • ○一党独裁の矛盾に気づきはじめた国民の怒り
  • ○バブルが崩壊すればサブプライム危機の比ではない
第2章 お金の流れが変わった!
Ⅰ「ホームレス・マネー」に翻弄される世界
  • ○世界をさまよう「ホームレス・マネー」
  • ○次々とつくられていったバブル
  • ○まるで連想ゲームのような金融危機
ⅡEU――帝国拡大から防衛へのシナリオ
  • ○ドルの凋落とユーロへの期待
  • ○「国」になったEUの最初の試練
  • ○ドイツ、イギリスの果敢な挑戦
  • ○いまEUに求められる原点回帰
Ⅲ新興国――二十一世紀の世界経済の寵児
  • ○「BRICs」だけでなく「VITAMIN」の時代へ(試し読み)
  • ○民から民へと国境を跨ぐマネー
  • ○グローバル経済のアイロニー
  • ○なぜ新興国にカネが流れはじめたのか
  • ○親日国家インドネシア
  • ○政情不安がかえってチャンスのタイ、フィリピン
  • ○中東と欧米の橋渡し役になったトルコ
  • ○残り物に福があったロシア
  • ○雁行モデルの先頭は中国
第3章 二十一世紀の新パラダイムと日本
Ⅰマクロ経済政策はもう効かない
  • ○経済のボーダレス化――マクロ政策の効果は逆になる
  • ○経済のサイバー化――ジャスト・イン・タイムの衝撃
  • ○サービス=無料の時代
  • ○経済のマルチプル化――“弾打ち名人”の独擅場
  • ○なぜ世界じゅうが不動産購入に走ったのか
  • ○ルールなき「閉鎖国家」から脱却せよ
Ⅱ市場が日本を見限る日
  • ○「そこそこ」に慣れきってしまった日本人
  • ○日本国債大暴落のシナリオ
  • ○政府が国民から資産を巻き上げる
  • ○経済が何もわかっていない民主党
  • ○政権交代は民主党の自民党化を招いただけだった
  • ○無能ばかりか破壊的な対外交渉
第4章 新興国市場とホームレス・マネー活用戦略
Ⅰ新興国で成功するための発想
  • ○新興国は「むかしの芸」で十分に戦える
  • 公共事業――日本の鉄道は世界で売れる
  • ○「ワンセット」で進出せよ
  • ○棚ぼた式に儲かる原子力発電
  • ○首都圏近郊に原子炉をつくれ
  • ○法人需要――アジアにはライバルがいない
  • ○中間所得層需要――「安かろう悪かろう」は時代遅れ
  • ○貧困層需要――CSRと利益活動の融合
Ⅱ日本経済再成長の処方箋
  • ○国家の繁栄に税金はいらない
  • ○「いざというときのため」の資金は相続税免除で
  • ○減価償却期間の短縮で新規投資を促せ
  • ○内外から投資をしたくなるような物語をつくれ
  • ○湾岸一〇〇万都市構想
  • ○ウォーターフロントの高級住宅を安い値段で
  • ○シャッター街を活性化させる方法
  • ○田中角栄の呪縛と決別せよ
  • ○戦国時代のように各市長を競争させよ
  • ○外国人を感動させる「観光の目玉」が必要
  • ○秋葉原、渋谷、北海道
 おわりに
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